新元号の出典元になった万葉集には、一気に注目が集まっており、関連本には、「特需」のきざしもみえ始めている。東京・新宿の紀伊国屋書店新宿本店によると、店にあった万葉集に関する書籍の在庫は、新元号の発表後、すべて完売。同店は、出版社からの入荷が整いしだい特設コーナーを設けたいとしている。

一方、KADOKAWAは、万葉集のエッセンスを解説した「角川書店編 万葉集ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」と、「伊藤博訳注 『万葉集一 現代語訳付』」への注文が相次いでいるとしてそれぞれ8000部ずつの緊急重版発表。追加の重版も検討するとしている。