関大北陽高3年のプロボクサー、丸田陽七太(まるた・ひなた、18=森岡)が16日、兵庫・川西市のジムで会見を開き、11月22日に大阪市内でプロデビューすることを発表した。

 階級はスーパーフライかバンタムで、相手は世界ランカーになる見込み。アマ戦績は55勝11敗で、インターハイ2年連続準優勝、13年アジアジュニア選手権ライトバンタム級銅メダルの実績を持ち、昨年11月のプロテストに合格。177センチの右ボクサーファイターの丸田は「ずっとワクワクしている。プロテスト前の自分と比べて、体、テクニック、気持ちは、今の方がはるかに上。いろんな方に注目される方がテンションが上がって、力になる」と、端正なマスクを緩めて自信を示した。

 6歳からボクシングを始め、メキシコ五輪銅メダリストだった森岡ジム先代会長の故・森岡栄治氏と出会い、厳しい練習とイメージトレーニング、ボクシングノートでの復習を続けてきた。今月19日からは、自身3度目の米国ロサンゼルス合宿を行う。期間は約1カ月。「2日に1回はスパーリングをして、中身の濃い1カ月間にしたい。体もできてパンチ力もついてきた。打ち合っても負けずに、1歩前に出てプレッシャーをかけたい」。合宿でさらにレベルアップを図り、秋のデビュー戦に備える。