WBA世界スーパーバンタム級9位の久保隼(26=真正)が「ポスト長谷川」に名乗りを上げた。4月9日に同級王者ネオマール・セルメニョ(37)に挑戦すると10日、所属ジムが発表。ジムの先輩で、同じサウスポーだった元3階級王者長谷川穂積氏の後継者として期待されており「僕が勝って、ジムを盛り上げていきたい」と力強く言い切った。

 東洋大時代は1度ボクシングをやめ、冬の京都市内で1週間“プチホームレス”を経験した個性派で、酒も飲まず、たばこも吸わず、テレビも見ない真面目男。170センチの体から放つ左ストレートで、世界初挑戦で王座をつかみにいく。