ボクシングで世界初挑戦するWBAミドル級2位村田諒太(31=帝拳)が28日、都内のジムで軽めの練習をこなした。

 26日に外国人パートナー3人を相手に試合前最長となる10回のスパーリングをした。2日連続でスパーリングはせずに、サンドバッグやミット打ちなどのジムワークで1時間半汗を流した。

 「スパーしたので筋肉に張りがあって、筋肉の伸びが違う。疲労ではなく、疲れをためないために」と説明した。その分、縄跳びはインターバルを20秒に縮めて「1日1回は心拍数は高めるよう心掛け、強弱はつけている」と手抜きはないことを強調し、29日にはスパーを再開する。

 体重はリミットまであと4キロで「すぐに2・5キロぐらい落ちる」と話す。食事は和食中心で「高タンパク低脂肪で糖質も抑えるようにしている」という。周囲は試合の準備も始まっているが「シューズもトランクスもこだわりはない。スポンサーに任せてます」。連日取材陣が詰めかけているが「体調を崩さず、上げる時は上げて、自信を持って試合に臨めるようにしたい」と、あと3週間で仕上げることだけに集中している。