森保一監督(49)率いる東京五輪世代のU-21日本代表は1次リーグ(L)最終第3戦でU-23ベトナム代表に敗戦し、2位で決勝トーナメント進出を決めた。

 前半3分にMFのP・ドゥホにゴールを許し、最後までスコアは動かなかった。ベトナムとは1次リーグ2戦を終えて、勝ち点、得失点差、総得点とすべて並んでいた。互いにすでに1次L突破は決めており、決勝トーナメントを見据えた1戦だったが、日本は力負けした。

 16日のU-23パキスタン戦からこの日までの2日間は地元のインターナショナルスクールのグラウンドが練習場となった。ぼこぼこのピッチは芝が枯れ、タッチライン際には排水溝と思われる穴も開いた状態だった。一歩間違えると怪我もしかねないコンディションで、前日練習はセットプレーの確認以外は校舎の中庭で敢行。満足に練習できない中で対応を余儀なくされた。対するベトナムの練習場は整備されたピッチ。調整の難易度は大きく異なる状況はあった。

 とはいえ、アジアの大会で常にベスト4以上をノルマにする森保監督にとっては不満が残る結果となった。決勝トーナメント1回戦は24日に行われ、8強をかけてマレーシアと対戦する。