G大阪の新人選手で熊本県出身の野田裕喜(18)が15日、柏戦が行われた吹田スタジアムで会見した。

 野田は、被害が最も大きかった益城町の出身。当日は寮にいて、地震発生をテレビ速報で知り、すぐに母親に連絡。無事を確認したという。親類や知人にけが人はいないが、両親と祖父母が暮らしていた自宅は屋根が壊れ、住める状況になく、町役場に避難しているという。

 試合前の募金活動に参加し「人とのつながりを大切にしないといけないと感じた。プロとしてサッカーをしている姿を通して元気を与えられたら」と涙をこらえて話した。