ホームで開幕戦を迎えたジュビロ磐田は0-2で北海道コンサドーレ札幌に敗れた。前半から何度もチャンスを演出したものの、後半11分、同42分に失点。90分間、得点さえ奪えずに完敗した。

 今季初勝利を挙げた11日のリーグ大宮戦から中3日で迎えたルヴァン杯初戦の1次リーグ札幌戦。同試合に向けて、名波浩監督(44)は「昨年は(選手を)総入れ替えしたが、今回はギラギラした選手しか起用しない」と大宮戦で出場した選手の起用も示唆する中、先発8人を入れ替えて試合に臨んだ。また、今回から東京五輪世代の強化を目的に新設された21歳以下の選手を1人以上起用する大会規定の枠には、U-20日本代表エースで高卒2年目のFW小川航基(19)をプロ初スタメンに抜てき。出場機会に飢えた選手を中心に、勝機をうかがった。

 狙い通り、前半はFW小川航を中心に好機を演出。しかし、決定機で精彩を欠くと、後半11分に先制を許した。同26分にMF針谷岳晃(18)がプロデビューするなど選手交代で流れを呼び戻したが、同42分に致命的な追加点を奪われて力尽きた。【前田和哉】