Jリーグは14日、19年シーズンの年間スケジュールを発表した。来季のJ1開幕日は19年2月22日で、最終節は12月7日に行われる。また、開幕戦の対戦カードは19年1月11日、年間の対戦カードなどは同23日に発表される。J2の開幕は2月24日、J3開幕は同3月9日。

また、J1連覇を果たした川崎フロンターレと、天皇杯王者の浦和レッズが対戦する「富士ゼロックススーパーカップ」を19年2月16日に開催することも発表。ルヴァン杯は1次リーグ第1節が同3月6日に行われる。

来季からの大きな変更点としてJリーグは外国籍選手枠の拡大を決めており、プロA契約の25名枠内であれば、チームに登録する外国籍選手の人数制限はなくなることになった。試合への出場は、現行ルールでは各リーグ一律で原則3人まで可能だったものを、J1は5人、J2とJ3は4人に増やす。また、各リーグ共通で、アジア連盟加盟の外国選手を1人追加できたアジア枠は廃止。リーグと提携するタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールの選手を外国籍枠に含めない提携国枠は継続する。

このほかJ1では各クラブの選手育成促進やアカデミーの現場の改革を狙う「ホームグロウン制度」も導入する。19年シーズンはJ1各クラブはホームグロウン選手を2人以上、トップチームに登録しなくてはならない。ホームグロウン選手の規定は、12歳から21歳の間、3シーズンまたは36ヶ月以上、自クラブで登録していた選手で、満12歳の誕生日を含むシーズンから、満21歳の誕生日を含むシーズンまでを対象とする。期間は連続していなくてもよく、21歳以下の期限付き移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなさない。

Jリーグは今後、段階的にホームグロウン選手の登録規定人数は増やしていく方針で、J1では21年シーズンは3人以上、22年シーズンは4人以上となる。また、J2、J3クラブは22年シーズンから同制度が適用されるようになり、各クラブ1人以上登録しなければならない。また、選手登録が規定数に満たない場合は、罰則として不足人数と同数を、翌シーズンのプロA契約25名枠(ACL出場クラブの場合、プロA契約27名枠)から減ずる。