レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝の対戦相手が決まった直後、「もし欧州王者になりたければシティーを退けなければならない」と意気込みを語った。

Rマドリードは16日、スペインリーグ第29節でオサスナとアウェーで対戦する。この一戦の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

この会見直前に欧州CL準々決勝の組み合わせ抽選会が実施され、欧州CL準々決勝の対戦相手が昨季の王者マンチェスター・シティーに決定。そのためアンチェロッティ監督はその試合に向けての質問攻めにあった。

まず昨季の準決勝で痛恨の敗北を喫した相手であるマンチェスター・シティーと再び顔を合わせることになったことについて、「シティーは優勝候補の一角であり、誰もがそう考えている。非常にタフな戦いになるだろう。第2戦をアウェーで戦わなければならないが、我々にとってはどちらでも同じだ」と返答した。

続けて「欧州CLの準々決勝はいつも難しい。しかし我々は優勝を考えており、そのためには強豪に勝つ必要がある。シティーは現時点で欧州最高のチームかもしれないし、厳しい戦いになるだろう。しかし、もし欧州王者になりたければ彼らを退けなければならない」と力強く訴えた。

また、シーズン開幕時に負傷した守護神クルトワと守備の要ミリトンがマンチェスター・シティー戦に間に合うかについては、「ちょうど今週、彼らはチーム練習をスタートし、通常通りのトレーニングを終えたところだ。国際Aマッチ期間中に下部組織のチームとの練習試合を2回予定している。シティー戦には間に合うと思うし、31日のビルバオ戦に出場できると考えているが、リスクを冒すつもりは全くない」と説明した。(高橋智行通信員)