イチローが清原・オリックスキャンプ参加
僕も清原さんの打撃が見たい−。マリナーズ・イチロー外野手(32)が古巣オリックスの宮古島キャンプに参加する。清原和博内野手(38)の誘いに応じたもので、イチローは22日、自主トレを行った神戸市の室内練習場で「前向きに考える」と語った。オリックス側も歓迎の意向で、2月11日からの第3クールで合流し、紅白戦にも出場することになりそうだ。一方の清原はこの日深夜、都内で打撃練習を敢行し、過去にないハイペース調整をアピールした。
イチローがオリックスキャンプ参加について、初めて踏み込んだ発言をした。「前向きに考えます」。これまでは影響の大きさを考え、希望の表明を避けてきた。決定打となったのは、清原からのラブコールだった。
20日に清原を食事に誘い、初めて夕食を共にした。共通の恩師である故仰木彬氏(享年70)について語り合った。そこで「仰木さんはおらんけど、宮古島キャンプに来て欲しい。いっしょに練習しよう!」と訴えられた。これで気持ちが固まった。「何年も前から、そういう(食事の)機会があればなあと思っていた。刺激になりますよね。話をして興味がなくなる人と増す人がいるけど、清原さんの場合は明らかに後者。とにかく熱いですよ。野球に対してものすごくまじめ。言葉が重い。うそがない感じが大好きですね。心からの言葉を持っている。話してみて“同じにおい”を感じた」。清原が「仰木さんが結んだ縁」と表現したことにも「僕もそうだと思う」と同調した。
宮古島入りの目的に「清原さんの打撃を見たい? それもある」と話した。前日に清原が「(シーズン安打数)世界記録保持者が生で打つところを見てみたい」と話したが、生徒役を逆志願した形。「プレーそのものもそうだけど、自分をプロデュースする力がすごい」。清原の一挙手一投足を観察して、さらなる進化のヒントをつかもうという狙いだ。
合流は、紅白戦が始まる2月11日からの第3クールとなりそうだ。「行くならそれ(実戦)が一番やりたいこと」。走攻守で実戦のカンをつかんだ上で「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の代表チームに合流できれば、これ以上の筋書きはない。
昨年2月6日にも仰木監督の招きで宮古島キャンプを訪れたがフリー打撃を披露しただけ。6時間30分の滞在で島を離れた。今年は本格合流。ただでさえ清原、中村の加入で話題を集めるオリックスキャンプが、もっと熱くなる。【村野 森】
[2006/1/23/08:49 紙面から]
写真=都内の室内練習場でのフリー打撃で笑顔を見せるオリックス清原
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