千葉&倉田共演実現!125歳初バトル
“宿命の対決”がついに実現する。日本アクション映画をリードしてきた2大スター、千葉真一(66)倉田保昭(59)の共演映画「マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝」が今夏公開されることが9日、分かった。70年代からよきライバルとして活躍してきた2人だが、意外にもスクリーンでの対決は初めて。和製アクションの継承という夢を接点に、交わることのなかった2人の本格共演が実現した。
千葉と倉田の対決は、クライマックスで実現する。ともに怨霊(おんりょう)退治能力を持つ僧りょだったが、怨霊の仕掛けたわなによって、敵同士になる。撮影は昨年12月に行われた。CGに頼らない肉体のぶつかり合い。空手、柔道、少林寺拳法など武術を駆使したキレのある動き。第一線を走り続ける2人の集大成的な壮絶バトルシーンが展開される。
きっかけは、製作も兼ねる倉田の熱い思いだった。ブルース・リーと親交が深く、ジャッキー・チェンら香港トップ俳優たちと共演してきたが、かなわない夢があった。千葉との本格共演だ。ともに東映出身。千葉は国内で第一人者となり、後にハリウッドに進出。倉田はデビュー後すぐに拠点を香港に移しアジアで活躍。ともに俳優養成学校を設立するなど、映画ファンの間でライバル関係といわれたが、本格共演の機会はなかった。
倉田は「ご一緒しないまま俳優人生が終わるのは耐えられない」と千葉に思いをぶつけた。同時に「今の自分があるのは日本アクションの元祖、千葉さんのおかげ。懸命に取り組んできたものを後輩に伝えたい」と、和製アクション継承も提案した。千葉は「自分なりのアクションを伝えるいい機会かも知れない」と快諾した。
昨年のテレビ朝日系「特捜戦隊デカレンジャー」で人気を集めた女優木下あゆ美(23)が主演を務め、若手が数多く出演。「アクションとはそれ自体がドラマということを理解してほしかった」という千葉は、谷垣健治監督との綿密なやり取りを通してアクションスターの卵たちに哲学を伝えた。倉田も「生き方が画面に映る。だから肉体の訓練も大事」とアクション魂を注入した。
スクリーンで対決不可能といわれた両巨頭の激突と、その裏側に隠された熱い思いは、映画ファンの間で大きな話題を集めそうだ。
[2006/1/10/09:00 紙面から]
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