フセイン公判、また大混乱
戦争犯罪に問われたイラクのフセイン元大統領ら8被告に対する公判が29日、バグダッドの高等法廷で再開した。アミン裁判長の辞表提出に伴い就任したアブドルラフマン裁判長の訴訟指揮に抗議して、フセイン被告らと弁護団が一斉に退席するなど法廷は大混乱し、“主役”不在のまま検察側証人の尋問が行われた。
裁判長は新たに被告弁護人4人を指名し審理を続行。弁護団が反発するのは確実で、国際社会から批判を浴びている同法廷の公平さがあらためて問われそうだ。
裁判長は公判の冒頭、元ジュネーブ国連大使のバルザン・イブラヒム被告が指示に従わず着席しなかったため退席を命令。さらに裁判長と言い争いになった弁護人の1人を退席させると、弁護団が抗議のため一斉に法廷外に出た。「裏切り者を倒せ、米国を倒せ」と叫んだフセイン被告も退席させられた。
アミン前裁判長は、フセイン被告らの不規則発言を容認するなど「甘すぎる」との批判が移行政府高官から上がったことに反発して辞表を提出。暫定的に後任となったアブドルラフマン裁判長は、公判冒頭から被告らに厳しい態度を示した。
[2006/1/29/21:42]
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