弟に成り済まし公判進行し猶予刑確定
覚せい剤取締法違反容疑で大阪府警に逮捕され、執行猶予付きの判決を受けた男が、実弟に成り済まして前歴を隠していたことが分かり、大阪府警は6日までに、有印私文書偽造容疑などで男を逮捕した。
「(前歴のない)弟を名乗ればすぐ帰れると思った」と供述。府警刑事総務課は「指紋照会の結果確認を怠たり、詐称を見抜くことができなかった。指導を徹底する」とミスを認めている。
男は大阪市西成区の土木作業員小川忠男容疑者(59)。昨年11月、高槻署に逮捕され尿検査を受けた際、書類に実弟(57)の名前を書いて提出した疑い。
公判は弟名で進行。覚せい剤取締法違反など6回の前歴が勘案されないまま、1月に懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け、確定した。
同署は小川容疑者の指紋を採取して警察庁に照会、逮捕の数日後に回答を受けた。前歴者として指紋が登録されているのに氏名を偽っていた場合、この時点で発見できるが、確認を怠ったため気付かなかったという。
薬物対策課が弟の名前で容疑者情報を集計している際、警察庁の情報と同署の書類が食い違うのに気付いて詐称が発覚した。
[2006/3/6/20:16]
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