宇宙人がいるかもしれない星ベスト10
ワシントン・カーネギー研究所のマーガレット・ターンブル氏ら米国の宇宙生物学者が「宇宙人がいるかもしれない星ベストテン」を発表した。惑星が確認されているペガサス座51番星、SF映画「スタートレック」に登場するミスター・スポックの母星エリダヌス座のイプシロン星などで、ベストテン入りした星は米航空宇宙局(NASA)が2014年に打ち上げを予定している地球型惑星探査衛星(TPF)で重点的に観測されるという。
トップ10のリストは、NASAと提携しているカーネギー研究所のターンブル氏が米科学振興協会(AAAS)の会合で発表した。ターンブル氏は「液体の状態で水が存在できる惑星を持っている可能性が高い恒星を選び、さらに条件を付けてふるい分けた。生命体が住める星をこの目で見たい」と話している。
銀河系には4000億の恒星が存在するが、光が明滅する恒星や、若すぎたり古すぎたりし不安定な恒星、惑星を作るような金属質の成分が少ない恒星などを除外した。
リストに掲載されたのは、観測が続いているがこれまで惑星が発見されていない猟犬座のベータ星、太陽に近い質量を持つHD10307星、太陽より少し冷たいHD211415星、太陽に双子のように似ているさそり座18番星、95年に初の太陽系外惑星として木星のような惑星が確認されているペガサス座51番星。
SFファンの間で有名な星もリストアップされ、「スタートレック」に登場したインディアン座のイプシロンA星、「ミスタースポックの母星」として知られるエリダヌス座のイプシロン星、エリダヌス座のオミクロン2番星がトップ10入りした。さらに、SF作家アイザック・アジモフの作品に登場するケンタウルス座のアルファB星と、太陽と同じくらいの明るさを持つくじら座のタウ・セティ星も入っている。ターンブル氏は「これらの星はまだ謎の部分も多く、どれが1位かといったランク付けはできない」としている。
NASAのTPFは2014年と20年に打ち上げ予定。ただ、米国政府の宇宙開発に掛ける予算は、大幅に削減されており、探査が実現までこぎ着けるか、疑問視する声も上がっている。
[2006/2/27/09:14 紙面から]
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