なでしこジャパン18人、沢が金の花だ
日本サッカー協会は15日、アテネ五輪に出場する女子五輪代表18人を発表し、4月の五輪アジア予選とほぼ同じ顔ぶれとなった。また補欠4人も選ばれた。なでしこジャパンに欠かせないエースの沢穂希(25=日テレ)は、96年アトランタ五輪を知る唯一のレギュラーとして、経験と得点でチームをけん引する。現在代表48得点で歴代トップタイだが、単独1位と50ゴールの大台でチームにメダルをもたらす。
アトランタから8年。再びめぐってきた五輪を前に、11年間日本を引っ張ってきた大黒柱の沢からゴール宣言が飛び出した。「予選で助けてもらった仲間のためにも恩返しをしたい。必ず点を取ります」。右ひざ手術から復帰し、体調も戻ってきている。
アテネ五輪は、米国女子プロリーグからLリーグに復帰して初の世界大会となる。今回ほど「女子サッカーをメジャーに」と強く思ったことはない。海外リーグ経験があるのは1人だけ。けん引する立場を意識しないわけにはいかない。
シドニー五輪を逃した99年、プロリーグでプレーするために渡米した。当時は、女子サッカー人気は下火。後ろ髪を引かれる思いで旅立った。しかし昨年7月、日本でのメキシコとの米国W杯予選プレーオフには観客が詰め掛け、再び機運が高まりつつあることを感じ取っていた。「やっぱり、ここでメダルを取らないと。メダルのことしか考えられない」。悔し涙に暮れた。今度こそ、うれし泣きする番だ。
有言実行を日テレ(当時読売)入団以来貫いてきた。当時はLリーグにも海外のスターが大勢いた。12歳の沢はおくすることなく、その中に溶け込んだ。その選手たちから米国にプロリーグができることを聞かされ、海外行きを決意した。「ゴールを決めたい」と口にしたときも、必ず結果を出した。昨年のW杯予選プレーオフしかり。9月のW杯本番しかり。現在、代表48得点で歴代トップタイ。30日のカナダ戦で歴代単独トップに立ち、五輪初戦のスウェーデン戦で50点の大台を目指すことが、目標とする日本にメダルをもたらすことにつながる。【北村典子】
[2004/7/16/09:28 紙面から]
写真=なでしこを手にする、左から大仁女子委員長、上田栄治監督、平田GS
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