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| 五輪への足がかりとしてユニバーに挑む馬場
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ワセダのエースから世界へ
ワセダの馬場亮輔(21)が世界の舞台へ。今年5月の日本代表選考会で5位、7月のNHK杯で4位と、日本のトップが集う両大会で学生トップはもちろんのこと、今やアテネ五輪代表に迫る勢いと安定感で急成長を続けているのが馬場亮輔だ。早大史上32年ぶりにNHK杯出場し、40年ぶりにユニバー代表に選ばれた。しかし、「自分の納得のいく演技をするだけ」という馬場の積極的な姿勢は揺るがない。鋭い視線の先に「五輪」を見据え、馬場は世界に挑んでゆく。
馬場の躍進の転機となったのは、今年初春の米国遠征だった。遠征では、日米学生対抗体操競技会という名の下に、日本の学生代表と米国大学との対抗戦が行われた。日本の4戦全勝で終えたこの競技会で、馬場は全試合フル出場を果たす。日本代表8名のうちフル出場したのは馬場を含めてわずか2名。慣れない海外での生活、試合毎にある長距離の移動、そして、8日間に4試合もこなす超過密日程のなかで、馬場は個人総合で2度も1位になる好成績でチームに貢献した。馬場は遠征を通じて、環境負荷のある中で自分の力を出すことの重要性と、力を出す手段を経験的に学んだ。この経験が今年の躍進のきっかけにつながる。
自らを「物欲がすごい」と分析する馬場。そのどん欲な姿勢は「絶対手に入れたいと思ったら、何をしてでも手に入れる」という言葉に表われている。馬場は入学当初から周囲に「俺はオリンピックに行く」と語っていた。ケガや不調で成績が出なかった時期も、馬場は目標を高くし、努力を続けた。
「夢の一歩」。そう語るユニバーシアード代表と東アジア競技会の日本代表の座を、ついに勝ち取った。現在、団体の金メダル獲得。そして、個人総合、種目別の上位進出も狙い、馬場は練習を続けている。早大のエースが世界へ。着実に目標を達成し、夢の舞台を目指す馬場に注目だ。
(増田仁)
◆馬場亮輔(ばば・りょうすけ) 1984年(昭和59)2月4日生まれ。169センチ、63キロ。埼玉栄高出身、人間科学部スポーツ科学科4年。「光GENJI」のようなバク転に憧れて4歳で体操を始める。高校3年時の01年、総体個人総合で優勝。今年7月に行われたNHK杯では学生トップの4位という好成績を残した。アテネ五輪団体金メダリストで、同じくユニバー代表の冨田選手が目標。得意種目は平行棒。

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