J2仙台のルーキーDF渡辺広大(18)が、早くもプロの洗礼を浴びた。15日、チームは今日16日のJ1C大阪戦に備えセットプレーを中心とした軽めのメニューをこなした。練習中にミスを連発した渡辺は、2年目のDF大河内英樹(19)とともに約1時間、雨中の居残り特守を課せられた。プロとの初対決を控え、プロ仕様の技術を即席でたたき込まれた。
徹底的にいじめ抜かれた。土砂降りの雨の中、手倉森誠コーチ(37)の怒号が鳴りやまない。渡辺は左右から放たれるクロスボールを休むことなくクリアし続けた。それでも終わらない。バウンドされた足元のボールを再び30分、両サイドにクリア。懲罰特守がようやく終わると「身も心もボロボロです」と大河内とピッチに崩れ落ちた。
市船橋(千葉)では、主将として選手権に出場し準優勝。超高校級と騒がれ鳴り物入りで入団したエリートにも容赦はなかった。手倉森コーチは「高校では身体能力の強さがあればなんとかなるがプロでは通用しない。ボールコントロール、パスなどの基礎技術がなっていない。しごかれて苦に思っていないでレベルが低いことを悔やんでもらいたい」と突き放した。
プロ入りして初めてのプロチームとの対戦。渡辺の途中起用を決めた都並敏史監督(43)は「集中力を欠いてミスを連発していた。プロとはどんなにきつくても自分のあらを見せてはいけない。くだらないパスミスは許されない」と1つのミスにつきグラウンド5周を命じることを明言。渡辺は「高校とはスピードが違うが、強い当たりで少しでも攻撃を遅らせたい。どこまで通用するかわからないけど正確なプレーをアピールしたい」と試練の一戦で即席改造の成果を示す構えだ。
[2005/2/16/10:48 紙面から]
写真=セットプレーの練習で体を張った守備を見せるDF渡辺
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