リオデジャネイロ五輪テニス男子代表の錦織圭(26=日清食品)が3日、午前中に拠点のフロリダからリオ入り後、午後には大会会場でブラジル初練習を行った。

 オレンジ色のウエアを着てコートに立つと、ラリーやサーブ、サーブレシーブなど、パターンを変えながら、約1時間の練習を行った。見事なリターンをみせると、思わず「カモーン」と声まで飛び出す気合ぶり。試合や移動の披露が残る中でも、しっかりと汗をかき、途中でグレー色のウエアに着替える場面もあった。

 世界ランキング上位選手が相次いで欠場を表明しており、第4シードが有力だ。メダル獲得の期待が高まるが「疲れはありますけれど、(試合までの)3日間、休みながら調整したい。トップ10の選手が欠場しているので寂しい部分はありますが、このチャンスを生かしたい。金メダルを狙って頑張りたい」と力強く話した。

 日本のテニスは、20年アントワープ五輪で熊谷一弥がシングルスで、熊谷と柏尾誠一郎がダブルスで銀メダルを獲得。このメダルが、日本五輪最古のメダルでもある。