三ツ井武(29=神奈川)が、ホームバンクで186日ぶりに戦列に復帰する。昨年10月17日の小田原最終日、最終4角で頭から落車。

 「第2頸椎(けいつい)をやってしまって医師には『よく生きてたな』って言われました」と振り返る。他にも右鎖骨と右肋骨(ろっこつ)の骨折に肺挫傷という大けがだった。幸い、現在は後遺症もなく、半年ぶりの復帰を果たす。

 気になる状態面は「ずっとリハビリはしていたし、本格的な練習も1カ月くらいやって人並みに戻れたと思う。練習のタイムも8割くらいにまで戻った」と前向きに語る。

 直近4カ月の競走得点が0点のため予選回りだが、もともとは初日特選シード選手。予選7Rは吉岡貴紀の番手回りで復帰後初勝利を目指す。