吉沢純平(31=茨城)が番手まくりを放ち、うれしいG3初優勝を飾った。吉沢のS級Vは通算6回目。

 レースは赤板前から金子幸央が踏み上げ、主導権を奪う。吉沢は絶好の番手回り。神山雄一郎が3番手に続いた。早めに飛び出した金子だったが、掛かりはよく、4番手の三谷竜生、7番手の山賀雅仁はともに仕掛けられないまま最終2センターへ。最後は自力に変化した吉沢がゴールへ飛び込んだ。神山は立ち遅れ、インを松岡貴久、アウトを三谷が伸びて2、3着。

 美酒に酔った吉沢は「金子君の頑張りと後ろの神山さんのおかげ」とまずはラインに感謝。続けて「今回は人の後ろだったけど、次は自力で勝ちたい」と抱負を語った。

 また、エボリューションはリオ五輪帰りの脇本雄太(27=福井)が、最終ホーム最後方から上がり10秒2の豪快なまくりを決めて後続をぶっちぎった。