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企画特集



競艇 トーキョー・ベイ・カップ特集


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レース展望

5・27笹川賞開幕!エコイベント実施

 「I Love Kyotei、I Love the Earth」。平和島競艇場で5月27日に開幕する第35回笹川賞のテーマは地球環境保護だ。今年、平和島競艇は、トーキョーベイパイレーツ(平和島のスター選手軍団=11人)とともに地球環境を考えた競艇運営を目指し、「グリーン&クリーンプロジェクト」を提唱し、活動して行く。その第1弾が笹川賞。笹川賞のSGカラーの「グリーン」とグリーン=ECOを連動させ、「グリーン&クリーンプロジェクト」をアピールする。開催中にはエコイベント(詳細は未定)などを実施する予定だ。

 なお、笹川賞初日のメーンレース、ドリーム戦の出場選手と枠順は次の通り。1=松井繁(大阪)2=山崎智也(群馬)3=浜野谷憲吾(東京)4=服部幸男(静岡)5=魚谷智之(兵庫)6=今村豊(山口)

<◆次回開催案内◆>

 4月5日から4月9日までの5日間開催で行われる。今シリーズは、小畑実成と片山竜輔の岡山コンビ、上平真二(広島)と瀬戸内勢が主力を形成する。小畑は平和島との相性がいい。2月住之江周年で優出するなどリズムも悪くない。片山は平和島の減音エンジンは苦手と公言しているが、当地ではエンジン以上の走りを見せる。上平は07年4月の当地優勝の実績がある。この時はシリーズ後半に入ってからの走りが素晴らしかった。

 瀬戸内組を追うのが天野晶夫、石川吉鎬、中尾誠、原田順一ら。地元からは乙津康志、川口貴久が参戦する。

日高逸子、横西奏恵の女王が波乱を呼ぶ

 最近、スポーツ界では「女子力」なる言葉が流行している。バドミントン、卓球、サッカーでは女子の台頭が著しい。競艇は男女平等の世界。男女の区別なく同じ土俵で戦う。現在、女子選手は約140人ほどいるが、トーキョー・ベイ・カップには日高逸子と横西奏恵が出場する。2人とも「女王」の座についたことがある実力者。男子タジタジのシーンも。

 「グレート・マザー」。日高はこう呼ばれている。日高家では夫と妻の役割が逆転。選手の逸子が外で働き(昨年の獲得賞金は約3187万円)、夫の邦博さんが子育てを含めた家事を担っている。昨年、邦博さんが夫妻の生活ぶりをつづった「逸子さん、僕が主夫します」を出版。今年は日高自身が本を出すという話もある。邦博さんが家庭をしっかり守っているおかけで、日高は常に「仕事」に集中できる。いざ水面に出れば男子顔負けの強気なコース取り。内側からの速攻、さばきには定評がある。「女王」(女子王座決定戦優勝)に2度君臨したことがある実力者なのだ。

 最も新しい08年の「女王」が横西だ。9日に終わった津競艇場の第21回女子王座決定戦。横西はインから逃げて優勝した。3回目の女王。これは鵜飼菜穂子に並ぶタイ記録。鵜飼の3回Vは15年以上も前の記録。横西は現代の最強女王といっていい。

 勝ち気な性格でレースではキリリと厳しい表情だが、いったんピットに揚がればすぐチャーミングな笑顔に戻る。この表情の落差にしびれる男性ファンが多い。

 トーキョー・ベイ・カップ波乱の主役はひょっとしたらこの名花二輪かも知れない。

サーファー高橋、ビッグウエーブをつかむ!

 昨年のダービー王・高橋勲は、休日には地元の湘南海岸でサーフィンを楽しんでいる。その高橋に聞いてみたことがある。「ジャック・ジョンソンという歌手を知ってます?」。アメリカのサーフシーンでトップの男のことだ。

 「おれだけじゃなく、仲間も彼のことは好きだよ。歌だけじゃなく、映像を作るマルチタレントだよ」。短髪、ビーチサンダルを履き、ギターを抱えながら淡々と歌うジャック・ジョンソン。派手さはないが、スローでも確実に伝わってくる何かがある。そんな雰囲気が高橋とダブってくる。

 選手生活16年。マイペースでスキルアップを図り、ようやく去年の平和島ダービーで競艇界の頂点へ。地元東京支部からたった1人の参戦。孤独な戦いを乗り越えての栄光だった。だが、ダービー後はフライングを切るなど、やや陰りが…。今回のトーキョー・ベイ・カップで一気にビッグウエーブをつかむことができるか。

 浜野谷憲吾はトーキョーベイパイレーツ(TBP)の顔である。パイレーツといえばジョニー・デップがすぐ頭に浮かぶが、TBPは平和島競艇が地元の精鋭選手を集めたエリート集団だ。デップはスクリーンとは違い、普段は物静かな男のようだが、浜野谷は明るく楽天的なところがある。試運転で転覆しそうになっても、「ラッキー(ケガがなくて)」とけろっとしている。

 こんな浜野谷が、今年2月の平和島・関東地区選手権で厳しい表情を見せた。順調に優勝戦まで駒を進めたが、なんと最下位(6着)。珍しく「何もできなかった。悔しい」と唇をかんだ。その無念さは忘れていないはず。「今年の平和島は全部勝つ」という野望は断たれたが、ベイ・カップは優勝あるのみ。「主演男優賞」を目指す。

 トーキョーベイパイレーツからは熊谷直樹、角谷健吾、作間章、斉藤仁も参戦する。また、関東地区選手権の覇者・平石和男もいる。平石は埼玉支部所属だが、生まれは太田区大森。「平和島は地元だよ」。隠れパイレーツといっていいではないか。

魚谷&湯川の近畿コンビvs地元浜野谷

 平和島競艇の開設53周年を祝う「G1トーキョー・ベイ・カップ」が15日から20日まで行われる。07年のMVP魚谷智之(32=兵庫)、銀河系軍団の湯川浩司(28=大阪)が来襲。この強力な近畿コンビを地元のエース・浜野谷憲吾(34=東京)がどう迎え撃つかがシリーズ最大の焦点になる。さらに日高逸子(福岡)、横西奏恵(徳島)の女子が花を添える。東京ベイに春の嵐が吹き荒れそうだ。

 07年の賞を総なめにした魚谷智之が登場する。日刊スポーツ新聞社制定・日刊競艇3賞の殊勲賞(MVP)、全国モーターボート競走会連合会の最優秀選手をダブル受賞した。SG2冠、獲得賞金は2億円を突破し賞金キング。パフォーマンスの質の高さは群を抜いていた。レースへの取り組み方はストイック。競走のない日はフィジカル、メンタルトレーニングを欠かさない。「まず自分に勝つこと」。レーサーというよりアスリートといったほうがふさわしい選手である。昨年秋の平和島全日本選手権(ダービー)では敗れており、今回はそのリベンジを狙う。

 快速王子・湯川浩司も07年、素晴らしい航跡を残した。魚谷と同じくSG2冠。MVPになってもおかしくない内容だった。85期銀河系軍団(サッカーのレアル・マドリードからヒントを得てネーミング)の末っ子的存在だが、昨年は銀河系で一番光り輝いていた。あのアントニオ猪木氏から闘魂注入ビンタをもらった唯一の競艇選手。ただ、今も「あれは本当に痛かった」と振り返るが…。

 遠征勢は近畿強力コンビだけではない。異才・上滝和則、平和島でSG優勝の実績がある原田幸哉、寡黙なる男の寺田祥がいる。上滝は内側コースの時の集中力がすごい。原田はハンドルが鋭く、寺田の走りは切れ味抜群なナイフのようだ。


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