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ウオッカ凱旋門賞回避、牝馬路線で再出発

厩舎まわりで運動するウオッカ
厩舎まわりで運動するウオッカ

 凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、10月7日=ロンシャン)を目標に調整されていたウオッカ(牝3、栗東・角居)が、同レースを回避することが8日、角居勝彦師(43)から正式に発表された。角居師は前日7日、ウオッカが右後肢に蹄(てい)球炎を発症したことを公表。同日に谷水雄三オーナーと協議した結果、出走を断念することになった。秋の目標は牝馬3冠の最終戦・秋華賞(G1、芝2000メートル、10月14日=京都)に切り替えられる。

 ダービーで3歳馬の頂点に立ち、世界制覇への希望まで見えていたウオッカだが、その道は病に阻まれた。角居師は、くちびるをかみしめながら「痛恨だが、競馬とはそういうもの。(フランスへ)行けば状態が悪くても使ってしまう。凱旋門賞がすべてではないし、撤退する勇気も必要」と心境を明かした。

 蹄球炎を発症したのは、角居師がフランスで下見中だった2日の坂路での調教後。4日に症状は治まったが、3日から6日の4日間は馬房から出ることができなかった。「これから無理に調整しても検疫や輸送でしわよせがくるし、うまくいかないと判断した。ただ出走すればいいというのではなく、勝つことを期待された馬だから」。

 不幸中の幸いは軽症だったことだ。「日本国内のレースだったら(今回の異変は)公表しない程度」(角居師)。7日には引き運動を再開し、8日も1時間の引き運動で調整された。

 角居師は新たな目標として秋華賞を挙げた。今後は放牧には出ず、自厩舎で調整しながら秋に備える。前哨戦のローズS(G2、芝1800メートル、9月16日=阪神)への出否については「秋に何走するかで決めることになる」と語っていた。

[2007年8月9日8時34分 紙面から]

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