<国際親善試合:日本6-0ホンジュラス>◇14日◇豊田ス
アギーレ体制になって、守備の意識が高くなった。この日、MF遠藤は2回スライディングタックルで相手攻撃を止めた。DF内田も体を投げ出してゴールを死守した。ザックジャパンではあまり見慣れない光景だ。多くのゴールも素晴らしいが、一生懸命に挑む姿こそ、感動を与える。
日本は攻撃陣にタレントが育ってきた。しかし攻撃力だけでは勝てない。サッカーは、単純に攻撃を続けて勝てる競技ではない。守備から攻撃への切り替え、質の高い守備から攻撃につながった時に得点が生まれる可能性が高くなる。どのチームも、前がかりになった時に突かれることを嫌う。だからこそ、守備は大事だ。
この日のスタメンは、ザック体制から2人程度しか変わっていない。軸は変えずに少しずつ若手を加えることで、世代交代は順調に進む。先月のブラジル戦のように、思いっきり新メンバーを試すやり方もあるが、それでは、チームの方向性が大きく変わることもある。そういう意味でも、選手の交代を含め、この日の試合は1つの手本になった。しかも、最大の課題、勝利を達成できたことも素晴らしい。(日刊スポーツ評論家)




