横浜MF斎藤が、自身初の2桁得点だけでなく、自身初の2桁アシストも達成しそうな勢いだ。今季は31試合に出場し、9得点8アシスト。得点とアシストともに自身のJ1年間最多を更新中だ。特に第2ステージ(S)からはアシストが増え、第1Sの1回→7回。第2Sに限ればアシストランク首位で、年間のアシスト王も射程にとらえる。1日の甲府戦で2得点2アシスト、前節22日のG大阪戦でも1得点1アシスト。大黒柱のMF中村がケガで不在の中、得意のドリブルからゴールを狙うプレーだけでなく、中村が担ってきたような相手を引きつけてのラストパスにも磨きがかかる。チームも第1Sの11位から第2Sは5位に浮上。残り2節となったが、横浜では98年のFW城、MFバルディビエソ以来18年ぶり、延長戦が廃止された03年以降ではクラブ初となる「10得点10アシスト」を期待したい。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)