鳥栖から世界へ-。鳥栖のU-23(23歳以下)日本代表MF鎌田大地(19)の今夏のリオデジャネイロ五輪での活躍を願っている。鎌田は3月22日に行われた九州運動記者クラブ総会で、高卒ルーキーながら昨季21試合出場3得点(3アシスト)の成績を評価されて「新人賞」で表彰された。本人はU-23代表のポルトガル遠征のため欠席したが、今後のメンバー入りへの弾みにもなることだろう。
昨季、自信を持つボールコントロールやキラーパスで主力に定着した。デビュー戦となった5月10日の松本戦で18歳9カ月のクラブJ1最年少記録を更新するゴールを決めている。「こぼれるだろうと思いポジションを取った」。後半途中出場ながら鋭い嗅(きゅう)覚で奪った終了間際の同点弾に、私も鳥肌が立ったものだ。不動のエースFW豊田陽平(30)もその素質の高さを認めている。
鎌田は今季も開幕からトップ下で全4試合に先発出場。だがチームは1勝1分け2敗の13位と出遅れ、特に初めてフル出場した第4節横浜戦(1●2)は同じポジションのMF中村にプレーの質の差を見せつけられた。結果が出ずつらく、歯がゆい時期だろう。若手育成に定評があるマッシモ・フィッカデンティ新監督(48)の下、逆境をバネに成長してもらいたい。
今回のポルトガル遠征には同じ九州から、攻撃的なポジションでライバルになる福岡FW金森健志(21)も招集された。8月の本大会では登録人数が22人から18人に絞られる。J1屈指のハードワークを誇る鳥栖で培った技量がどこまで通じるか。代表生き残りへ、果敢なアピールに期待している。【菊川光一】
◆菊川光一(きくかわ・こういち)1968年(昭43)4月14日、福岡市生まれ。福岡大大濠高-西南大卒。93年入社。写真部などを経て現在報道部で主にJリーグなど一般スポーツを担当。プロ野球等のカメラマンも兼務する“二刀流記者”。スポーツ歴は野球、陸上・中長距離。



