<高校サッカー:四日市中央工2-0山形中央>◇2日◇2回戦◇駒場
26度目出場の四日市中央工(三重)が山形中央を2-0で下し順当に初戦を突破した。前半3分にMF近藤悠矢(3年)のゴールで先制し、後半6分にはCKのこぼれ球からDF豊田和斗(3年)が右足で豪快に決め追加点。力でねじ伏せた。05年度以来、3大会ぶりの白星で2度目の全国制覇に向け好発進。3日の3回戦では筑陽学園(福岡)と対戦する(駒場)。
四日市中央工が好スタートを切った。2回戦からの登場で、年明け早々のこの日が初戦。待ってました、とばかりに開始から山形中央に猛攻を仕掛けた。前半3分。相手のクリアで得た左CKからMF近藤が押し込んで先制。アッサリと主導権を握った。
2点目は後半6分。右CKからのこぼれ球の処理を相手がミス。これを拾ったFW榎からのパスを、空中戦に備え最前線に上がっていたDF豊田が右足でズドン。豪快にネットを揺らし、快勝へとつなげた。
前回出場の06年度は初戦敗退だった。05年度以来3大会ぶりの白星に樋口監督も「やろうとしていたことがある程度できた。初戦にしてはよかったかな。目指している、人もボールも動くという部分も出ていたし」と手ごたえを口にした。
怪物FW小倉を軸に全国制覇した91年度も2回戦で山形中央を下しており、好ムードが漂う。テレビの解説で会場にやってきた元日本代表FWの小倉隆史氏(35)も「初戦の入り方としてはいいんじゃないですか」と合格点を付けた。ただ、17年前は自身のハットトリックもあり7-0快勝だった。小倉氏は「ボクらの時はしっかり点を取りましたけどね」と、先輩として注文も忘れなかった。
三重の高校サッカーといえば“四中工”だったが、出場を逃した昨年度は津工が一気に4強入りする快進撃を演じた。プライドと誇りを取り戻すためにも、初戦突破で喜んでばかりもいられない。MF稲森主将は「(選手権に)戻ってこられて気持ちよかった。もう1回しっかり準備して、四中工のサッカーで勝てるように頑張りたい」。2度目の全国制覇へ--まだ戦いは始まったばかりだ。【八反誠】



