U-19日本代表がタジキスタンを4-0で下し、5大会ぶりとなるU-20(20歳以下)W杯(来年5月20日開幕、韓国)の出場権を獲得した。

 浦和DF槙野が、U-20W杯出場権を獲得したU-19日本代表にエールを送った。07年の同W杯に「調子乗り世代」の一員として出場した当時を「僕らの世代も本大会の経験を生かして、それぞれが所属クラブで出場機会を得ていった」と振り返る。「今回はもう所属クラブで出ている選手もいますしね」と世界の舞台をさらなる飛躍の足掛かりにすることを期待した。

 ゴール後のパフォーマンスなどが話題になり、調子乗り世代はカナダでも人気になった。槙野は「現地のヘアサロンに飛び込んで、片言の英語で髪を赤く染めてもらったりしました」と強心臓ぶりを示すエピソードを明かした。そうした国際舞台での経験が生き、槙野の他にもDF森重、内田、MF柏木、香川とA代表メンバーが輩出された。

 今回5大会ぶりの本大会切符は得たが、槙野は「まだ大会は続きますしね。まだこの世代でアジアで勝ったことはないんですよね」。東京五輪世代が調子乗り世代や「黄金世代」を超えることを期待した。