横浜F・マリノスのMF遠藤渓太(19)が2日、U-20W杯韓国大会の日本代表に選出されたことを受け、横浜市内で報道陣の取材に応じた。

 メンバー入りについては開口一番「目標にしていたので、とてもうれしいけど、メンバーに入っただけで終わってはいけない。自分がどれだけ世界でできるのかという証明にもなる。最初の試合が大事。(1次リーグ)初戦の南アフリカに勝てば勢いに乗れるはず」と、早くも本大会へと視線を向けていた。

 メンバー発表の様子は、ルヴァン杯のアウェー・ヴァンフォーレ甲府戦(3日)に向かう前に、練習後の控室で1人でスマートフォンで中継を見て確認したという。「当確というわけでもなかったので、本当に入るかどうか分からなかった」と、ホッとした表情も見せた。続けて「これまで代表に入っていて今回落ちてしまった選手もいるので、その選手たちの分まで頑張らないといけないと思う」と、責任感も芽生えた様子だ。

 4月18日の代表候補合宿では、J2ジェフユナイテッド千葉との練習試合でFKを決めた。さらに4月26日のルヴァン杯アルビレックス新潟戦ではプロ初ゴール。上り調子でつかんだ代表キップだった。

 それでも「ルヴァン杯で点は取ったけど、今回のメンバーにはリーグ戦で点を決めている選手もいる。もっともっと頑張らないとポジションを奪えない。自分のドリブル、スピードが、世界の相手にどこまで通用するか。代表には他にドリブラーはいないので、そこは違うところ。サイドで出たら仕掛けていきたい。アシストよりも、点を決める方がいい」と、ゴールにも意欲を見せた。