<アジア大会:日本1-0北朝鮮>◇決勝◇22日◇天河体育場

 初の金メダルを狙うなでしこジャパンはアウェーの環境で戦いが始まった。北朝鮮が相手にもかかわらず、会場からは君が代にもブーイング。北朝鮮の攻撃にだけ歓声が上がった。前半14分にMF阪口夢穂(23=新潟)が最初のシュートを放つもGK正面。同23分のFW大野忍(26=日テレ)のシュートはサイドネットに外れた。同37分にはGK山郷のぞみ(35=浦和)が相手の決定機をスーパーセーブ。前半を0-0で折り返した。

 後半28分、待望の先制点。MF宮間あや(25=岡山湯郷)のCKからDF岩清水梓(24=日テレ)が頭で合わせた。DF熊谷紗希(20=浦和)を中心とした守備陣もロングボール主体の相手攻撃陣に対し、体を張って守りきった。日本は4年前の決勝でPK負けした雪辱を果たし、頂点にたった。