川崎フロンターレが浦和レッズに3-1で勝利し、6試合ぶりとなる勝ち点3を手にした。

3月30日のFC東京戦以来、勝利から遠ざかっていたチームを主将が救った。

0-0の前半18分にMF脇坂泰斗(28)が先制点。右サイドでのスローインの流れから、MF遠野大弥(25)のヘディングシュートがこぼれたところを右足ボレーで決めた。

開幕の湘南ベルマーレ戦と第7節FC東京戦に続く今季3点目。この男が決めた試合でのみ勝つ、という縁起のいい一撃で幸先よくリードした。

前半35分に追いつかれたが、後半4分に「センターバックの40メートル独走弾」で突き放す。DF佐々木旭(24)が自陣ペナリティエリア内からのクリアを味方につなぐと、ピッチ中央まで駆け上がり再度パスを受ける。ドリブルで突き進み、右足ミドルシュートを突き刺した。

追加タイムの後半48分には、FW山田新(23)のパスをFW家長昭博(37)が右足で押し込み、試合を決定づけた。

3勝目するのにかかったのは11試合。J2に降格した00年の15試合に次いで、チーム2番目の遅さだ。この日の勝利でも順位は変わらず16位のまま。優勝4度のチームにはまだまだ勝利が求められる。

次節は、昨年2戦2勝の「シーズンダブル」を達成したアビスパ福岡。相性の良い相手に、今季初の連勝を目指す。【飯岡大暉】

【動画】川崎F頼れるキャプテンの一撃 エリア内のこぼれ球を脇坂泰斗が右足一閃

【J1】横浜-磐田、新潟-広島、川崎F-浦和、町田-柏、名古屋-神戸など/スコア速報