なでしこジャパン候補だったFW京川舞(18)が、今季のプレーが絶望的となった。所属先のINAC神戸が14日、神戸市内など複数の病院で精密検査を受けた結果、「左内側側副靱帯(じんたい)と内側半月板損傷」「前十字靱帯断裂」で全治まで最低6カ月の見込みと発表した。京川は前日13日のリーグ戦伊賀戦の試合中に左膝を負傷して途中交代していた。今後、手術を受ける予定という。

 これで7月開幕のロンドン五輪、8月に日本で開幕のU-20(20歳以下)女子W杯の出場は絶望となった。リーグ戦や全日本女子選手権など今季国内公式戦も絶望的とみられる。

 京川は今春に宮城・常盤木学園高からINAC神戸に入団し、アルガルベ杯(ポルトガル)で日本代表に初選出されるなど将来性を買われていた。4月開幕のリーグ戦でも開幕からここまで5試合5得点の結果を残していた。