<コンフェデレーションズ杯:日本3-4イタリア>◇1次リーグA組◇19日◇レシフェ・ペルナンブコアリーナ

 日本代表DF内田篤人(25=シャルケ)は冷静に敗戦を振り返った。「試合前の心の準備はブラジル戦前と違ったと思う。自分たちが腹立たしいという思いを持って臨んだ」。立ち上がりから早いプレスでイタリアを慌てさせた。「前からプレッシャー追いかけようと練習していた。うまく回ってくれた。ピルロにボール集まる。そういう意味で彼のところはポイントだった」と狙いを明かした。

 2-1で折り返した後半5分には不可抗力からオウンゴールを献上。DF吉田が自陣のゴールライン際でクリアせず、ボールを奪われた。ゴール中央でフリーだったFWバロテリへのパスを、後方から滑った内田がゴールに蹴りこんだ。「バロテリがゴール前にいたし、周りにいた僕含めた3人の足が止まっていた。まあ、触らなかったらバロテリいたし。(吉田が)簡単にやればいいけど、麻也には麻也の考えがある。そこに立っている人間の判断。僕らはそれをカバーする。麻也のせいではない」と話した。