NHKと民放テレビ各社が、サッカーの2014年W杯ブラジル大会の全64試合を分担して中継放送することが7日、関係者への取材で分かった。放送試合の振り分けは今後、発表される。

 NHKと民放各社が共同でつくる「ジャパンコンソーシアム(JC)」が放送権料の交渉を続けていた。地上波と衛星放送の双方を利用して中継する。

 W杯中継をめぐっては、放送権料が近年高騰している影響で、10年の南アフリカ大会で民放全体の収支が初めて赤字になった。ブラジル大会では衛星放送のスカパーJSATが中継を見送り、全試合をJCが放送できるのか不安視する見方もあった。