来年の女子W杯カナダ大会の予選を兼ねたアジア杯(ベトナム、14日開幕)の女子日本代表メンバーに初選出された浦和レディースの4選手が、喜びを語った。

 「澤2世」とも呼ばれるMF猶本光(20)は、在学する筑波大で選出を知り「たくさんの人におめでとうと言ってもらいました。メールも50件ぐらいは来たと思う」と笑顔。FW吉良知夏(22)は、「うれしい気持ちと、ビックリと両方です」と素直な気持ちを述べ、勤務中の銀行に吉報が届いたDF高畑志帆(24)は、「いつも応援していただいていて、花束もいただきました」。DF乗松瑠華(18)は「ずっと目標にしていたので、素直にうれしい」と、それぞれの思いを胸に、なでしこジャパン入りを喜んだ。

 現在なでしこリーグ5連勝で首位。その勢いが評価され、佐々木則夫監督(55)からの期待は大きい。だが猶本は「選ばれたことはうれしいけど、まだ何も残していない。これからが勝負です」と、大舞台を前に気を引き締めていた。