<ロンドン五輪アジア2次予選:日本3-1クウェート>◇第1戦◇19日◇豊田ス
関塚ジャパンが第1関門突破へ大前進した。MF清武弘嗣(21=C大阪)の2得点に絡む活躍と、FW大迫勇也(21=鹿島)が勝利を決定づける3点目を挙げ、クウェートに完勝した。
ほんの少しだけ、重圧から解放された。U-22日本代表の関塚隆監督(50)は、ひと安心した様子で会見に臨んだ。五輪アジア予選の初陣としては、過去に例がない中東の難敵との対戦だったが快勝。引き分け以下ならロンドン五輪出場に暗雲が漂っていた。同監督は「アウェーゴールはさせたくなかったが、最低限の結果は出せた。勝ち点3を取って、2点差をつけることができた」と胸をなで下ろした。
失敗は許されなかった。五輪代表の成長は、そのまま日本サッカー界の成長に比例する。ロンドンの2年後、14年にはW杯ブラジル大会が控える。五輪代表を立ち上げた昨秋、96年アトランタ五輪でブラジル代表を破る「マイアミの奇跡」を起こした西野朗監督(G大阪)から助言を得た。
「五輪代表は大変だ。いつも自分の理想のチームを作れるとは限らない」-。
香川や宮市ら欧州組の予選招集は難しく、直前にはエース永井までまさかの負傷。苦しい状況でも結果を出した。それでも指揮官は「まだ半分しか終わっていない」と自分に言い聞かせた。ロンドンまでのいばらの道は、これからも続く。【益子浩一】


