U-23(23歳以下)日本代表のカタール合宿中に左足を負傷し、チームを離脱したMF清武弘嗣(22=C大阪)が、ケガの回復次第では、3月14日のロンドン五輪アジア最終予選バーレーン戦(国立)に招集される可能性があることが6日、分かった。日本協会関係者が明かした。所属するC大阪では、高圧酸素治療器具を使ったスペシャル治療で、清武の復帰を3月10日のリーグ開幕戦に間に合わせたい意向。5日のシリア戦でFW山崎亮平(22=磐田)が左腕を骨折し、最終予選出場が厳しくなっただけに、ゴール量産には清武の早期復帰が望まれる。
清武がバーレーン戦にジョーカーとして起用される可能性が出てきた。協会関係者が「全治6週間といっても回復が早ければ4週間で治る時もある。動けるようになれば(U-23日本代表招集は)あり得る」と明かした。清武は3日の帰国後、左腓腹(ひふく)筋挫傷で全治6週間と診断された。それでも関塚ジャパンは、招集をあきらめてはいなかった。
日本は現在アジア最終予選C組2位で、自力での1位突破の可能性は消えている。逆転にはゴール量産が不可欠だ。が、この日、シリア戦で負傷交代したFW山崎が左腕を骨折していたことが判明。チーム関係者によると、次戦22日のマレーシア戦出場は絶望的で、3月14日のバーレーン戦(国立)も厳しい。海外組のFW大津(ボルシアMG)FW指宿(セビリア・アトレチコ)MF宇佐美(Bミュンヘン)らが招集できるかも不透明。最終節だけでも、攻撃の起点となってパスやドリブルでチャンスメークできる清武の存在が必要となってくる。
所属先のC大阪は、3月10日の鳥栖との開幕戦(ベアスタ)で清武を復帰させるため、日本では東京、大阪、大分などに数台しかないという高圧酸素治療器具を用い、スペシャル治療を施して早期復帰を図る方針だ。清武はこの日、キャンプ地宮崎入りしたチームに同行せず、大阪に残った。具体的な治療方法が決まるのを待って、現地入りする予定という。
梶野強化部長は「毎日(治療器具に)入った方が良ければ、2月は家族のいる大分に戻して病院に通わせ、3月に入って見通しが立ったら合流させればいい」と、早期回復のためベストの選択をする考え。清武も「やれることをやって、1日も早く治したい」と話している。
3月10日のリーグ戦開幕復帰が実現すれば、4日後のバーレーン戦出場も現実味を帯びる。梶野強化部長は「呼ばれることになるのなら、協会と話し合う必要がある。五輪で故障することが多いので」と慎重な姿勢を崩さないが、コンディション的にフル出場が厳しい場合は、時間限定の起用も考えられる。今後の清武の回復に注目が集まる。

