日本代表に強い自我が芽生えてきた。前日3日のW杯アジア最終予選オマーン戦での白星発進から一夜明けた4日、代表チームは埼玉県内で調整した。11人に強い自覚を要求していたMF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)は、今回の最終予選3連戦で勝ち点9を目標にぶち上げた。

 ポーカーフェースのまま、本田の発する言葉は熱を帯びていった。この日、埼玉県南部の最高気温は27度。「暑いですね」と強い直射日光に目を細めて、報道陣に口を開いた。

 オマーン戦では先制点を決め、アジア最終予選白星スタートの原動力になった。ヨルダン戦、オーストラリア戦の連戦へ「3試合で(勝ち点)9を目指している。この後も続いていく最終予選に、いい影響を及ぼす3試合にしないといけない」と目標を掲げた。

 試合から一夜明け、「自分の中ではリラックスする時間帯」と言いながらも、戦闘モードの雰囲気を漂わせた。ヨルダンとは11年1月9日、優勝したアジア杯の初戦(1-1)以来の対戦。本田はトップ下で先発したが、引いた相手を崩せぬまま攻撃のリズムを作れなかった。日本は過去2回の対戦では1度も90分間で勝っていない相手に“三度目の正直”。「やってみないと分からないが、戦い方を変えるという考え方はない」と淡々と話した。

 今回は、10日間以上の長期合宿で連係を高めてきた。同じ中東勢のオマーンにもシュート1本しか許さず、完封勝利。自信を持って、相対する。「打ちのめすのが王道だと思う」。“アジアの王”として、正面から勝負する。