世界各国を回っているサッカーW杯のトロフィーが10日、チャーター機で上海から羽田空港に到着し、滑走路脇での到着セレモニーで報道陣にお披露目された。日本サッカー協会の小倉純二名誉会長は「獲得するのは難しいが、いつの日かと日本も思っている」と熱い視線を注いだ。トロフィーはブラジルを昨年9月に出発し、各地を巡ってきた。日本は89番目の訪問地で、米国が最後となる。セレモニーには元日本代表の中山雅史氏や元フランス代表で98年大会優勝メンバーのクリスティアン・カランブー氏らが臨席し、花を添えた。11日に東京都渋谷区の「渋谷ヒカリエ」で一般公開され、12日には東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で披露される。