アジア・チャンピオンズリーグE組の川崎Fは、決勝トーナメント進出をかけた最終節・北京国安戦(28日)へ向け27日、会場となる北京工人体育場で前日練習を行った。

 最初の20分以外は非公開。約1時間、戦術の最終確認を行った。練習後、神戸戦(24日)で左足内転筋の肉離れで離脱したMF稲本に代わり先発起用されるMF谷口は「簡単なボールが跳ねてしまうくらいピッチがデコボコ。相当に集中しないと」と管理の行き届いていない敵地に不安を感じていた。ゴミなどに加え、犬のふんも放置してある状況だった。

 1次リーグ突破は2位まで。勝ち点12の城南一和(韓国)は進出を早々に決めている。勝ち点1差で北京国安を追う川崎Fは、勝たなくては望みが絶たれる。高畠監督は「難しいゲームになると思うが、勝ち点3をとって日本に帰りたい」と力強く語った。