J2磐田のGK八田直樹(28)が20日、今日21日のアウェー讃岐戦で「勝ち点3」を誓った。チームはこの日、磐田市内で調整した。守護神のGKカミンスキー(24)が発熱のため18日から全体練習を欠席。既に平熱に戻ったが、名波浩監督(42)はカミンスキーの欠場を示唆し、八田が今季初先発を務めることが確実になった。

 チームは開幕2連勝と波に乗り、守備陣も失点が直接FKの1点だけと安定している。その中での大役に、八田は「僕が入って(守備の)安定性を狂わせないように心掛けたい」とキッパリ。昨年12月の昇格プレーオフ・山形戦以来の公式戦となるが「バタバタせず、平常心を保って90分で勝ち点3を取ることだけを考えてやる」と話した。

 讃岐は昨季21位で「J2・J3入れ替え戦」を経験も、今季は開幕戦で大分を破り現在8位。「相手は後ろに下がって頑張るチーム。ショートカウンターも来るので、リスク管理で声をかけたい」と最後方からの援護を誓う。八田は「ここで勝てば勢いが付く。ホームにいい雰囲気を持ち帰る」と連勝のバトンをつないでみせる。【岩田千代巳】