昨季女王の浦和が、4得点で快勝し、今季初勝利を挙げた。

 前半29分に先制を許したが、同40分にFW吉良知夏(23)がDF栗島朱里(20)のFKを右足で合わせて同点。後半22分にMF岸川奈津希(23)が右足で逆転ゴールを決めると、同27分には吉良、同37分には途中出場のDF臼井理恵(25)が加点した。

 ボランチながら1得点1アシストの活躍で、勝利に貢献した岸川は「今日は得点を狙っていた。ホームのサポーターの期待に応えられてホッとしている。今年は残りのホームで全勝したい。そうしないと優勝もついてこないので」と誓った。

 持ち味のフィジカルの強さが評価され、世代別では日本代表として活躍してきたが、なでしこジャパンの経験はない。6月開幕の女子W杯カナダ大会に向けて「私も日本の中では体も大きいし、フィジカルも強いと思っている。それを生かしたい。なでしこは憧れというより目標」と力強かった。