仙台レディースはアウェーで浦和と対戦し、2-2で引き分けた。前半23分にMF川村優理(25)が先制点を奪い、その直後の同25分にはFW浜田遥(22)が追加点。リードして折り返したが、後半に2失点しドローに終わった。

 川村が、鮮やかなシュートで先制点を奪った。前半23分、ゴール前でMF井上からのクロスを落ち着いてトラップ、右足を迷わず振り抜いた。勝利には結びつかなかったが、今季5戦で早くも4ゴール目。好調ぶりを見せつけた。

 5月1日発表予定の女子W杯メンバー入りへ、大きくアピールする1発だ。「想像するだけでワクワクする場所」という舞台への戦いは始まっている。24日には予備登録メンバー入りの知らせが届き、あらためて「シュートへの意識」を高め今節に臨んでいた。これまではゴール前でパスを選択しがちだったが「ボランチとして攻撃面でも活躍しなければ。今日は打っていこう」と狙っていた。

 結局、後半2失点でのドローには「悔しいのひと言」と唇をかんだが、「苦しい時こそチームを助けられるような選手に成長したい。次はいい終わり方ができるようにしたい」。順位は3位をキープ。気持ちを切り替え、次戦のホーム日テレ戦では勝利をつかむ。【成田光季】