3試合連続ノーゴールだった山形が、ロスタイムを含む終了間際の約10分間で3点差を追いついた。

 前半26分までに0-3とされたが、最後に攻撃陣が爆発。後半40分にFWディエゴ(31)が待望の今季初ゴールを奪うと、2分後にFW万代宏樹(29)のパスをMF中島裕希(30)が押し込んで1点差。ロスタイムにはMF高木利弥(22)のクロスをFW林陵平(28)が頭でたたきこんだ。

 林、中島、万代と途中出場の選手が結果を出し、土壇場で貴重な勝ち点1を奪った。石崎信弘監督(57)は、前半について「清水のメンバーとシステム変更を想定できず、試合の入りで戸惑いがあった」と3-1-4-2で臨んできた相手に対応できなかったことを反省。同点ゴールの林は「1点取れたら流れが変わると思ったし、時間をもらえたら得点できると信じていた」と胸をなで下ろした。