アジア・サッカー連盟(AFC)は30日、バーレーン・マナマで総会を開催。会議の終盤に行われた国際サッカー連盟(FIFA)理事選挙で、立候補していた日本サッカー協会の田嶋幸三副会長(57)が当選し、FIFA理事就任が決まった。5月末のFIFA総会で正式に承認される。田嶋氏は11年1月の選挙で敗れ、2度目の挑戦で当選。11年に日本協会の小倉純二名誉会長(当時会長)が定年により退任して以来、日本にとっては史上4人目のFIFA理事が誕生した。

 田嶋氏は36票の最多得票で当選。アブドラー氏(マレーシア)が25票で当選した。鄭夢奎氏(韓国)と現職のFIFA理事だったマクディ氏(マレーシア)はともに13票で敗れた。また、FIFA副会長を兼ねるAFC会長はサルマン氏(バーレーン)、2年任期のFIFA理事はアハマド氏(クウェート)が、ともに無投票で当選した。