浦和MF宇賀神友弥(27)が「浦和サッカーの読み解き方」の一端を披歴した。2日の首位攻防G大阪戦では、NHKがデータ分析システム「トラキャブ」を用いて、選手の走行距離、スプリント回数、プレーエリアをリアルタイムでテレビ中継にのせる。

 このデータの読み解き方について聞かれた宇賀神は「なかなかウチのサッカーについて、数字で伝えるというのは難しいんですけど…」と断りつつ「あえて言うなら相手の運動量」と切り出した。

 宇賀神 うちが自分たちのペースでボールを回せている時は、相手の中央の選手が対応に走るので、そこの走行距離が伸びる。逆にサイドはウチが主導権が握れていれば、相手の選手は高い位置をとるウチのワイドの選手に張り付く形になるので、走行距離が落ちがちになります。

 宇賀神はG大阪戦についても「カウンターから2トップという形がはまった時が一番怖いけど、基本的にはウチがボールを持つ時間が長くなる」と想定する。お互いアジアチャンピオンズリーグも合わせた連戦の疲労がある。うまくボールを回して相手を走らせ、体力を削っていくことも、勝利につながる道の1つになりそうだ。