首位浦和と2位G大阪の直接対決が今日2日、埼玉スタジアムで行われる。浦和は開幕9戦無敗、G大阪はエースFW宇佐美貴史(22)のリーグ7戦連発と、ともにクラブ記録がかかった一戦。昨年11月は、勝ったG大阪が浦和を逆転して逆転優勝につなげた。浦和が勝てば、リーグ制覇した06年以来となるホームでのG大阪戦勝利となる。

 浦和DF槙野智章(27)が1日、「伸ばせ無敗、ストップ宇佐美」の号令をかけた。7戦連発を狙うストライカーとの対戦を前に「騒がれているだけの選手だとは思うけど、自分たちの記録は伸ばすし、相手の記録は止めないと」と意気込んだ。攻撃サッカーを掲げつつ、ここまでリーグ最少の4失点。優勝にふさわしい守備力を「結果と内容で証明したい」とうなずく。開幕9戦無敗なら、リーグ優勝した06年のクラブ記録を塗り替える。G大阪相手のホームで勝てば、こちらも06年の優勝を決めた最終節以来となる。

 1日午後6時時点で、前売り券売り上げは約5万5000枚に達した。今季の優勝争いの行方を占う頂上決戦にふさわしく、スタジアムはほぼ満員になることが確実だ。逆転優勝を許した昨季とは違うチームに成熟したことを、大一番で証明してみせる。【塩畑大輔】