仙台のDF鎌田次郎(29)が明日6日からのホーム2連戦に出場できないことが4日、分かった。2日の広島戦で右太ももを負傷し途中交代。渡辺監督は「肉離れの疑いが高い」と話した。開幕以降カップ戦を含む全12戦にフル出場してきた不動のセンターバックの離脱に、DF上本も右膝内側靱帯(じんたい)負傷で復帰に約1カ月ほどかかる見込み。渡部も次節東京戦は累積警告で出場停止と、状況は厳しい。

 東京、浦和と続くホーム連戦を前に正念場。指揮官は「ピンチだと思うが、第1ステージはまだ半分。挽回の余地はある」。広島戦後に選手ミーティングを開いたという主将のMF富田は「思ったことを互いに話し合い手応えはあった。(現状が)変わることを信じながらやりたい」。緊急事態の中で、総力戦で約1カ月ぶりの白星を目指す。