山形DF高木純平(32)が11日、山形県総合運動公園で行われたJ3秋田との練習試合(45分×2本、1-0)で、4月8日のナビスコ杯名古屋戦以来33日ぶりに実戦復帰した。右ウイングバックで先発し、2本目開始2分に右サイドから切り込んでクロスを上げて得点を演出した。「まだまだよくなる。もっといいイメージがある」。4月12日の練習で痛めた左足の回復ぶりをアピールした。

 サイド攻撃のカンフル剤となる。現在10点中7点がセットプレーのため、流れの中からの得点が求められる。高精度のクロスを誇る高木純が復帰することで、攻撃に幅が生まれる。「チョイスは監督。左右両方できる。オプションとしてチームのプラスになれば。試合に出てチームに貢献したい」。故障者続出の右サイドを埋めるため、クロス職人が勝利をアシストする。【高橋洋平】