甲府は13日、樋口靖洋監督(54)との契約解除と、ゼネラルマネジャー(GM)の佐久間悟氏(51)の監督就任を発表した。2勝9敗の勝ち点6で最下位と低迷していた。今季の監督交代はJリーグで初めて。GM職を兼務する佐久間新監督は07年に当時J1大宮、11年の甲府でもシーズン途中から監督を務めた。

 クラブによると、樋口監督は6連敗を喫した4月29日の浦和戦後に進退伺を出し、さらに2連敗した10日の湘南戦後に退任が固まった。13日午前に退く意向を選手に伝え、直後の練習は新監督が指揮を執った。

 昨季まで横浜を率いた樋口監督は城福浩氏の後任として今季から就任したが、3得点と20失点はともにJ1ワーストと攻守に課題が多かった。「厳しい結果を招いていることの責任を痛感している」とクラブを通じてコメントした。