マインツから正式オファーを受けている東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が、移籍話を一時据え置きにしリーグ戦に集中する。天王山となった浦和戦で完敗し一夜明けた17日、東京・小平市内の練習場で汗を流した。軽めのメニューを終え「昨日は残念だったけど切り替えたい」と第1ステージ残り5試合に気持ちを向けた。

 浦和戦前日の15日に、移籍について会談したクラブ幹部によると「しばらくリーグ戦に集中したい」と申し出たという。オファーを出しているマインツを含め、複数クラブから打診を受けるが、話は一時据え置き。同幹部も「表には出さないけど、コンディションも良くないしストレスを抱えている」。実際、右膝と腰にけがを抱える中、徹底マークを受け2試合連続不発。中3日のナビスコ杯甲府戦(20日)は大事を取って回避する可能性が高い。